庭園のみどころ

 新宿御苑は、イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園、日本庭園をたくみに組み合わせた庭園で、日本における近代西洋庭園の名園です。
 広々とした芝生にユリノキやプラタナスなどの巨樹が点在するイギリス風景式庭園、バラ花壇を中心に左右にプラタナスの並木を配したフランス式整形庭園、回遊式の情緒あふれる日本庭園など、さまざまな様式の特色あふれる庭園が楽しめます。

 イギリス風景式庭園

 ゆったりと広がる芝生と、自然のままにのびのび育った巨樹が特徴のイギリス風景式庭園。新宿門からフランス式整形庭園へまっすぐのびた、見通し線(ビスタライン)の中央には、御苑のシンボルツリー・高さ30mをこえるユリノキが高くそびえています。
 開放的な雰囲気の庭園で、木々の間からのぞく新宿の高層ビル街の風景は、都会のオアシスならではです。


 フランス式整形庭園

 左右対称に美しく整形されたフランス式整形庭園では、約100種500株の特色あふれる花々が咲き誇るバラ花壇を中央に、左右に約200メートル計156本のプラタナスを4列の並木にデザインしています。
 ヨーロッパの雰囲気あふれるロマンチックな並木道は、四季を通じて憩いの空間として親しまれています。


 日本庭園

 ゆるやかな池の流れに沿った、池泉回遊式の庭園です。
 古くは鴨場として作られ、昭和のはじめに日本庭園として改装されました。
 歴史建造物「旧御凉亭」や皇室ゆかりの菊花壇展をはじめ、ウメやサクラにカエデの紅葉、冬のオシドリなど、四季のみどころも多い、情緒あふれる庭園です。


 玉藻池

 江戸時代の内藤家の屋敷跡の面影をとどめる庭園です。
 現在の大木戸休憩所には、御殿が建てられ、池、谷、築山、谷をしつらえた景勝地「玉川園」が造られたといわれています。
 御苑で暮らすカモ類も羽を休めるおだやかな庭園です。


 母と子の森

 都会に住む子どもたちが自然とのふれあいを楽しみ、豊かな感性と自然への関心を育む、昭和60年(1985)に造られた自然観察フィールドです。
 武蔵野の雑木林を思わせる森では、身近な木々や草花、昆虫などとのふれあいが楽しめます。
 ボランティア団体・新宿御苑森の会による、親子自然観察会を年間を通して行っています。

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