御苑ニュース 
新宿御苑で楽しむ秋の休日
2004年9月11日
 やや曇りがちの休日ですが、散策にはちょうどいい気候に、家族連れやグループなど、約3千人のみなさんが秋の御苑を楽しみました。
 やわらかなグリーンのじゅうたんが広がる、イギリス風景式庭園の芝生広場は、いくつもの輪ができました。子供たちもにぎやかに裸足で駆け回っています。
 花の少ない時期ですが、木々は実りの季節をむかえています。新宿門のゲートをくぐると、小さな赤い実がたわわに実ったウメモドキがお出迎え。
 「この実なんだろう?」「かわいいね」。葉の緑色との組み合わせは、どことなくクリスマスのヒイラギを思わせます。
  初夏に咲く花や、葉の形がウメに似ていることがウメモドキ名前の由来。また、秋に熟す実を小さなウメの実に例えた名前ともいわれています。
 葉が落葉した後も枝に実が残り、冬越しの鳥たちが好んで実を食べるといわれています。
 去年の実でしょうか。ドライレーズンのような褐色の実が、落ちずにそのまま枝に残っていました。
 かたくしぼんだしわのよった実と、鮮やかな赤色のふくらんだ実。
 まるで、おなじひとつの木の中に、歳の離れた二人の親子がいるようなイメージ。自然は時に人生を教えてくれるようです。