御苑ニュース(2006年8月) 


ヒスイカズラの実を植えました
2006年8月14日
 6月7日の御苑ニュースでも紹介したヒスイカズラ。青々とした実がとうとう完熟し、ぱかっとふたつに割れました。
 原産地のフィリピンではオオコウモリが花粉を媒介しますが、温室では人工授粉を行って、2つのさやが約4ヶ月かけて熟しました。
 熟したさやがネットの中に自然落下したところで収穫。 特大のさやから種子が飛び出た様子はまるでハンバーガーのようです。
 ヒスイカズラはフィリピンのルソン島に自生する常緑のツル性植物で、現地では絶滅が危惧されています。
 新宿御苑では30年ほど前から栽培を始め、現在も旺盛につるを伸ばしています。
 花が満開を迎えるのは4月で、その名の通り、ひすいのように絶妙な色合いの花がフジの房状に下がります。  
 実を開いてみると大きな豆がパズルのようにぎっしり詰まっていました。
 大きい実は重さ784gで、さやが548g、平均24gの実が計10個入っていました。小さいほうの実は重さ607gで、さやが470g、平均28gの実が計5個入っていました。実の大きいほうが豆の数が多い分1個あたりの重量が軽く、実の小さいほうが重いようです。合計15個の豆が2つのさやに入っていました。
 この豆を一つ一つ取り出してポットに播きましたが、発芽には時間がかかるそうです。管理ヤードの栽培室に並んだ15個のヒスイカズラの赤ちゃんがどのように育っていくのかとても楽しみです。
 発芽後約3年で花が開くとのことですので、生育状況をみながら展示室でご紹介する予定です。  
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