御苑ニュース 
キキョウの花びら何枚?
2006年8月2日
 秋の七草でおなじみのキキョウ。温室の中庭でも、紫と白花がみごろをむかえています。
 「先日7月22日、植物園の桔梗を見ていましたら、花びらが4枚十字型の桔梗の花を発見しました。これは、非常にめずらしいことなのでしょうか」。来園者の方より花びらの数についての問い合わせがありました。
 早速確認してみると、星型の花がほとんどですが、なかには質問のような花びらが4枚のものもありました。
 しゅりけんのような形の花を観察してみると、がくは5枚なのですが、おしべとめしべが4本と、1本足りません。
 栽培担当の職員によると、これはクローバーに4つ葉があるのと同じで、園芸種の植物の中ではまれにある変異現象だそうです。  
 つぼみに視線を移してみると、4枚のものは正方形でした。
 生物は植物に限らず、多様性があるからこそ、それぞれの種を存続あるいは進化させてきています。その進化の過程で、先祖返りのような現象も含めて、様々な形態のが見られることがあります。
 御苑の樹木や草花と向き合っていると、ほんとうにいろいろな発見があります。その発見を通して、生きもの命の歴史や尊さにふれることができます。