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母と子の森は、都会の子供達が動植物にふれあえる場として、1985年に御苑の一角に設けられた自然観察フィールドです。かつてはどこにでもあった小さな森には、草木が茂り、セミやトンボなどが生育しています。 この母と子の森では、ボランティアグループ「新宿御苑森の会」による親子を対象とした母と子の森自然教室を開催しています。 今回のテーマは『夜の森の探検』。夜の御苑を探検する人気の講座です。今回もたくさんの応募がありました。 |
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夜の森には何がいる? まだ明るい間に今日のコースの下調べをしましょう。アジサイの低木にセミの抜け殻を発見!さて、これはなにゼミ?土のついた小さい抜け殻は、ニイニイゼミ。セミの中で一番早く鳴き始めます。 草むらを歩けばぴょんぴょんとびだすバッタ。多く見られるのが鮮やかな黄緑色のショウリョウバッタです。体長約5cmのオスに対して、メスは約8〜10cmと二倍の大きさがあります。 |
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だんだんと暗くなってきました。 『懐中電灯を消して少し夜の暗さに目をならしましょう』。 『思ったよりも明るいね』。当日はどんよりと雲の広がる空に、新宿の繁華街の明かりが反射していくぶん明るめではありました。でも街頭のない都会の夜の森は貴重な体験です。 花は昼間に咲くもの?いえいえ、日の沈んだ夜に咲くものもたくさんあります。カラスウリは木々いっぱいにつるをのばして広がり、レースのような白い花を咲かせます。夜に咲く花に集まるのは主に蛾の仲間。植物はそれぞれ開花時間を工夫して、子孫を残す努力をしています。 |
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懐中電灯にはセロファンを貼り動物たちが驚かないように光量を弱くして、静かに森の中を歩きます。ぷ〜んとかおるのは、クヌギやコナラなどの樹液です。アルコールのような独特の発酵臭があります。これに集まってくるのは、カブトムシやクワガタたちです。 さあ、生命のドラマが始まりました。セミの羽化です。木に産卵した卵が地中にもぐり、約6年間土の中で暮らしてきたセミが、成虫になって地上で生活するのは約2週間。今年は乾燥していたためか、例年よりもはやくセミが羽化しているとのことです。 地中に上がった幼虫は、木の葉や枝にしっかりとつかまり、ゆっくりと殻を脱いでゆきます。 |
| 今日の探検はどうだった? 子供たちも大人たちもとてもすてきな思い出が出来た様子。 『写真でしか見たことのなかったセミの羽化が見れた!』、『新宿にこんな自然豊かな場所があるなんて知らなかった』、『こんどは昼間にまた来ます』などなど。 御苑の森に暮らすさまざまな生き物たちの暮らし。植物も動物もお互いにバランスを保ちながら生活しています。 (新宿御苑では動植物の採取を禁止しています。観察後はもとの暮らしていた場所に戻してください) |
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