御苑ニュース 
ニホンミツバチの巣
2007年7月1日
 万緑の季節をむかえた新宿御苑。枝いっぱいに葉を茂らせる木々や草花だけでなく、昆虫など生きものの生命力の力強さを感じる季節がやって来ました。
 イギリス風景式庭園のホオノキには、ニホンミツバチが巣を作り始めました。他のハチと比べて性格もおとなしく危険性が少ないことから、撤去せずに注意看板を設置し自然のままに管理することとしました。
 花の花粉や蜜を貯蓄して食べるハチをミツバチといいます。大きな巣の中では一匹の女王バチを中心に、何万匹ものハチが役割分担をして暮らしています。
 また、ミツバチの仲間で、花の蜜や花粉を集めて生活するものをハナバチと呼びます。花粉を運び植物の受粉に、大きな役割を担っています。  
 ニホンミツバチの大きさは、女王ハチで19mm、働きハチで13mmほどの小ささです。セイヨウミツバチが導入される前は長野、紀伊半島、四国、九州でハチミツを採るハチとして使われていました。性格はおとなしいですが、天敵のスズメバチに襲われたり巣を襲撃されたりすると、多数の働きバチが団子状になって、1匹のスズメバチを包みこみ、それぞれの体温を上げて蒸し殺すこともあるそうです。
 新宿門横のインフォメーションセンターの展示コーナーでは、ハチの種類や生活方法、ハチに刺されないポイントなどについて紹介しています。
 夏の時期はハチたちの活動も活発になってきます。ハチと一言にいってもその種類や生活は実に様々。多様な生き物の暮らしについて学んでみませんか。