御苑ニュース 
ちょっと変わったブドウ?ヨウシュヤマゴボウ
2004年7月9日
 千駄ヶ谷休憩所のそばで、ブドウのような房がひょろっと垂れ下がった植物を見つけました。
 これはヨウシュヤマゴボウ。北アメリカ原産で、南アメリカやオーストラリア、アジアなどに帰化している多年草です。
 日本へは明治時代のはじめに渡来し、現在は全国でみられます。
 西洋植物で、根がゴボウに似ていることが名前の由来。アメリカヤマゴボウとも呼ばれています。
 夏におしべと子房からなる直径5mmほどの花が咲き、花の後には黄緑色の実がふくらみます。茎のピンク色と白い花、黄緑色の実のコントラストも鮮やか。
 ヨウシュヤマゴボウの実は有毒ですが、赤黒く熟した実を染料として、ぶどう酒や食品の着色のほか、紙や布の染料、インクなどに用いました。
 さんさんとふりそそぐ夏の太陽をぎゅっと詰め込んで、林の中でゆっくりと熟してゆきます。