御苑ニュース(2003年6月) 


絶滅危惧種展がはじまりました
2003年6月3日
 環境月間特別企画・絶滅危惧種展がはじまりました。
 昨年のトキとイリオモテヤマネコに引き続き、今年はアートギャラリーにツシマヤマネコと、アホウドリがやって来ました。
 山階鳥類研究所より協力いただいたアホウドリは、原寸サイズ。また、その音声が楽しめるのですが、普段聞き慣れている街中の鳥とはちょっと異なる、なんとも不思議な声です。
 入口左側は、世界の絶滅危惧植物コーナーです。
 ヒマラヤスギやコウヤマキなど、新宿御苑内でみられる、IUCNレッドリスト指定の世界的絶滅危惧植物7種を解説パネルで紹介しています。
 樹木の持つ歴史性や、人間とのかかわりなどをわかりやすく解説。
 熱心にメモを取る方、地球儀でその位置を確認する方、また葉や実の展示を観察する方などなど。みなさん興味深い様子です。
 お隣は、九州の対馬野生生物センターより協力いただいた「ツシマヤマネココーナー」。
 ちょうど日本と韓国の間に位置する対馬。パネルではその島の特徴なども解説しています。
 壁一面に広げられた島の全図には、2002年までのツシマヤマネコの分布調査結果が記入されています。
 ビデオコーナーではツシマヤマネコの保護活動を紹介しています。
 普段あまり目にすることのない、貴重な映像。
 野生ネコ・ツシマヤマネコの生態も克明に記録。活動にかかわる人たちのインタビューも印象的です。
 お昼時には近隣の会社員の方などが集まり、モニターを囲んで興味深げなご様子でした。
 中央のテーブルは、ツシマヤマネコのペーパークラフトコーナー。
 一枚の紙を切り抜いて、折り目にそって組み立てると、ツシマヤマネコが出来上がります。
 三重県から修学旅行でやって来た中学生グループも、笑顔で参加。園内のクイズラリーにもチャレンジしてきたそうです。すてきなお土産になったかな?
 今回の企画展には、ツシマヤマネコや野生動植物に興味のあるたくさんの学生たちが参加しています。
 展示パネルのひとつひとつも、みんなでアイデアを出し合って作り上げました。
 そして、これから会期2週間をかけて作り上げられるのが、この「ひとこと」コーナー。来館者のみなさんが感じたことをホワイトボードに伝言してゆく作品です。
 「ツシマヤマネコの未来のためにわたしたちができること」というタイトルの下に、『あんぜんうんてんをする』というメッセージがありました。
 ツシマヤマネコのために、そして未来を担う子供たちのために、私たちが出来ることとは。
 みなさんが身近な自然について理解を深めるきっかけとなることを願っています。
今回は、園内にてクイズラリー、温室にて日本の絶滅危惧植物展など、盛りだくさんの内容です。
 会期は6月15日(日)まで。週末には2階レクチャールームにて、環境映像祭入賞作品上映会も行います。
 ホームページでもおって紹介してゆきますので、みなさま是非お立ち寄りください。
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