御苑ニュース 
木に咲くルビー?ヤマモモの実
2003年6月26日
 母と子の森のヤマモモが実りの季節をむかえました。
 山に生えて、赤紫色に熟す果実がモモの実に似ていることが山桃の名前の由来。果実が燃えるように赤い「燃実(モエミ)」が転化したのがモモの由来です。
 おもに暖地の山地に自生しますが、街路樹などにも用いられているようです。
 ヤマモモは日本原産の常緑高木。高知県では県花、徳島県では県木になっています。
 緑の葉に、たわわに熟した鮮やかな赤い実。のどかな田園風景を思わせます。
 甘酸っぱい実は生でも食べられますが、ジャムや果実種などに加工しているものがポピュラー。樹皮は染料や皮膚薬として用いられています。
 実がなるのは雌株。
 4月に雌しべの飛び出た紅色の雌花と、黄色いひも状の雄花が咲きます。母と子の森では、休憩所の手前に、雌木と雄木が交互に植えられています。
 足元に散らばった実を手にとってみると、松脂のようなかおりと少し粘り気のある汁が出ていました。
 春の花の思い出が鮮やかな宝石となって、枝いっぱいにきらきらと輝きます。  

雄花(4月3日撮影)