御苑ニュース 
カメの産卵シーズンです
2003年5月30日
 初夏の御苑はカメの産卵シーズン。開園後の園内では、園路を歩くカメたちを発見することが出来ます。
 カメは水辺の生き物なので、陸にいると干からびるのでは?と心配される方もいらっしゃいますが、これは目的があってのことなのです。
 池から逆行して芝生の方へ、ゆっくりと坂を登って産卵場所を決めます。
  数回産卵シーンに出会ったことがありますが、きまって平らな芝生地の木陰でした。大きく枝を伸ばした木の下で、やや土の露出した部分で、力強く土を掻き、産卵していたのを思い出します。
 しかしながら、生きるということには危険がつきもの。
 木の上にはカラスが産卵の様子を静かにうかがっています。人間が近づいたからでしょう、地面から枝に飛び上がりましたが、ちょうどカメが掘り出した土の部分を、くちばしで突いていたのです。
 顔の頬の部分に赤いラインが特徴のミシシッピーアカミミガメ。
 親指大ほどのつるんとした卵。穴の中に埋めて土をかけます。
 上体を起こしながら、力強く土を挟み込みこむ姿はまるでシャベルカーのよう。
 そして肌掛け布団をかけるように、卵の上にやさしく土をかけてゆきます。