御苑ニュース 
光り輝くシデコブシのつぼみ
2005年3月8日
 日本庭園のシデコブシのつぼみがふくらみ始めました。
 花咲く春も楽しみですが、冬芽の独特の面白さはこの季節ならでは。毛皮の外皮をおおう小さな毛が、陽春のあたたかな日を浴びてきらきらと輝いています。
 やわらかな淡いピンク色の花びらが可憐な印象のシデコブシ。
 細長い花びらが、神前にたれさげる四手に例えたのが名前の由来です。愛知県などごく限られた地域に自生しますが、開発などにより数が減少し、絶滅が危惧されている植物として、絶滅危惧U類の指定を受けています。
 つぼみの中央に割れ目の入ったつぼみは、まるで口をつぐんだ顔のよう。じっと観察してみると、なにかもの言いたげな表情にも見えてきます。
 鳥たちが待ちきれずいたずらをしたのでしょうか、ふくらんだつぼみにかじり跡がありました。
 お花見はしばしお待ちを。花開く季節はもうまもなくやってきます。