御苑ニュース 
艶やか!ツバキみごろです
2004年3月2日
 春の木と書いて「椿」。サザンカやカンツバキのように、ツバキというと冬のイメージもあるのですが、もっとも美しい時期はこの春。日本庭園の外周林のツバキは、ちょうど今がみごろです。
 光沢のある緑の葉と、ぽってりと厚みのあるやわらかな花びらのコントラストも特徴的。可憐というよりは、ちょっと貫禄のある艶やかな印象の花です。
 葉に艶のある艶葉木(ツヤハキ)や、葉の厚い厚葉木(アツハキ)、光沢のある光葉木(テルハキ)などが名前の由来。
 落花のじゅうたんも見事なツバキ。同じツバキ属のサザンカは、葉や花の形がよく似ていますが、ツバキは花がそのまままるまる落ちるのに対し、サザンカは花びらがばらばらになって散る点で異なります。
 鮮やかな黄色のおしべは、まるで春の喜びをあらわしているよう。時折お花見に来る野鳥たちが、顔いっぱいに花粉をつけて、花の蜜を味わうようすもほほえましい風景。足元にちょうどかじり跡のついた花を見つけました。
 つぼみを開き始めた花々を愛でながら、春の御苑を楽しんでみませんか。