シデコブシのつぼみがひらきはじめました
2002年3月5日
日本庭園のシデコブシがつぼみを開きはじめました。
実の形が握りこぶしに似ていて、花の形が玉串やしめ縄につけるシデ(四手)に似ていることが名前の由来。
コブシにくらべてひとまわりほど小さいことから、ヒメコブシとも呼ばれています。
うす桃色のやわらかい花びらがゆっくりと開きはじめました。
このシデコブシは日本の伊勢湾地方の湿地帯に生育する樹木で、主に岐阜や愛知に自生していますが、近年の土地造成や湿地開発、ゴルフ場建設等により、絶滅の危機に瀕しています。
平成3年の環境省発行のレッドデーターブックによると、タガメやメダカ、カキツバタなどと同じ、絶滅の危惧が増大している「絶滅危惧2種」に指定されています。
植物と人とのかかわり。また自然の中で生きてゆくということ。そしてあるひとつの命がもうひとつの命へと、未来へと繋がり続けてゆくということ。
「花」とは、植物の生殖に関わる器官の総称。また、美しいもの、栄えることをも意味し、努力が実って成功することを「花が咲く」といいます。
ひとつの花が開く時、その植物の存在にある意味を見い出すことができます。