御苑ニュース 
レバノンシーダーとヒマラヤシーダー
2007年1月28日
 新宿御苑には、サクラやケヤキ、イチョウといったおなじみの庭園樹が約2万本生育していますが、その中には、世界的にとても貴重な品種もあります。
 このレバノンシーダーは、レバノンやシリア、トルコに自生する常緑高木で、大きいものでは高さ40mにもなります。
 ノアの箱舟の材料やミイラの保存剤としてもおなじみで、古くにはレバノン山脈がこの木で覆われていたそうです。
 御苑には、母と子の森と管理事務所そばに約20本レバノンシーダーがありますが、原産地では近年社会情勢等の問題により生育個体数が減少し、レッドリストの準絶滅危惧種に指定されています。
 レバノンシーダーの特徴のひとつが、太く短い葉。黒くごつごつとした枝が水平に伸び、素朴な力強さが感じられます。
 こちらはおなじみのヒマラヤシーダー。隣り合わせに植栽されているので混同されやすいのですが、葉の特徴で区別できます。ヒマラヤはレバノンに比べて2倍の長さで、やわらかく細め。枝もレバノンに比べてふわふわと柔らかな印象があります。
 こちらも園内に約400本が生育し、重厚な庭園風景を作り出しています。