御苑ニュース 
風に舞う銀色の穂綿
2005年1月8日
 あれっ?粉雪??
 母と子の森の池で、青空にふわふわと舞う白いものを発見しました。
 これはガマの穂綿。朝日を浴びてきらきらと輝いています。
 静かに降りてきたのは純白のコサギ。池のこちらとあちらがわで様子を見ながら、水面をじっとのぞきこんでいます。
 銀粉のような穂綿が舞う母と子の森は、なんともいえず幻想的な雰囲気。どこかおとぎの森に迷い込んだような気分になります。
  「因幡の白兎」でもおなじみのガマの穂。毛皮をはがされたウサギに、オオクニヌシノミコトが教えたのがこのガマの穂綿にくるまる治療法でした。その通りガマの穂綿の中に含まれる花粉は蒲黄(ほこう)といい、止血や鎮痛に効果があります。
 初夏から夏にかけて茶褐色のソーセージ形の花が咲くガマ。秋から冬にかけて熟し、種は綿毛となって飛んでゆきます。  葉を落とした木々の枝先や、冬芽を、小さな綿毛がやわらかく覆っています。
 四季折々の季節の中で、さまざまに姿を変える自然の風景。冬には冬ならではの御苑の味わいがあります。
 さぁ、冬の園内でとっておきの風景を見つけてみませんか。