御苑ニュース 
ちょっと変わった不思議な実
2005年1月18日
 フランス式整形庭園のプラタナス並木のそばで、紫褐色の実がついた植え込みを見つけました。
 ベレー帽をかぶった丸顔のどんぐり?いえいえ、これはキヅタの実。ブドウのように房状にたわわに実っています。
 キヅタはウコギ科の常緑低木で、日本全域に分布します。
 木のように太く大きくなるツタが名前の由来。苗は林の中の地面をはい、大きな木をひげ状の根を出してつたい登って生長し、やがて木の幹を覆い隠し、からまった根が大きな木のようになります。
 園内の外周林などでも、木々の幹にからみついたキヅタを発見することができます。
 冬でも青々と葉をつけていることから、別名フユヅタ。同じくつる性で、ビルの外壁などに繁茂するツタは、ブドウ科で、夏に葉を落とすことからナツヅタとよばれています。
 春の花々を待ちながらの、ぽかぽか陽気の園内散策はこの季節ならでは。じっくりゆっくり樹木ウォッチングを楽しみましょう。