御苑ニュース 
あったか冬越し
2004年1月28日
 イギリス風景式庭園の芝生も、夏の緑から冬のらくだ色に衣替え。やわらかな色彩があたたかな雰囲気を作り上げます。
 新宿門そばの芝生の足元に、小さなとんがり帽子を発見しました。
 まるで雪ん子の蓑傘?はたまた変わったつけ毛?
 触ってみると、なんとも気持ちよいなめらかな肌ざわりです。
 これはハクモクレンのつぼみの外皮。
 見上げると、枝いっぱいに小さなキャンドルがともったよう。冬を越すために、あたたかな毛皮を着込んでいるのが特徴です。
 ゆっくりとふくらみ続けるつぼみは、冬の間、何度か着替えをしながら、春を待ちます。足元に落ちていたのは、サイズが合わなくなった外皮。もう新品を着込んでいます。
 こちらは同じモクレン科のコブシの冬芽。ハクモクレンと比べると、ひとまわりほど小さめですが、陰影にボリュームがあります。
 葉を落とした木々の枝に、朝日を浴びてきらめく姿は、まさに春の陽だまり。
 やわらかく、あたたかな雰囲気に、ほっと心が和みます。