御苑ニュース 
カラスも大好き!?ナンキンハゼ
2006年12月6日
 新宿門入口そばのモミジ林で、ここのところなにやらカラスが大騒ぎをしています。開園前などは数十羽集まって、なにやら土の上をガサガサと口ばしで掘り返していることも。
 観察していると面白い発見がありました。木の上にとまったカラスが、枝を折って下に落とし、下のカラスがそれをキャッチして集まっているのです。
 これはナンキンハゼの実。黒褐色の外皮を割ると中から白い種が出てきます。種からロウや油をとるそうで、あまり食用には適さないものなのですが、カラスにとってはこの上ない楽しみなのでしょう。器用に殻を割って種を食べています。  
 ナンキンハゼはトウダイグサ科の落葉高木。中国南部原産で、江戸時代に渡来しました。
 中国原産で、ウルシ科のハゼノキに似て種子からロウや油がとれ、紅葉もきれいなことが、名前の由来です。
 葉の縁がうっすらと赤みを帯びてきたナンキンハゼ。紅葉はこれからでしょうか、陽を浴びた葉がうっすらと朱色に染まっています。