御苑ニュース 
松ぼっくりってどこから来るの?
2003年12月7日
 今年の秋、新宿御苑で最も話題になったものといえば、ドングリ。インフォメーションセンターでも、特別展示コーナーを設けたところ、子供から大人まで大人気でした。
 ドングリの次の実りの木の実といえば、松ぼっくり。松笠ともよびますが、種をはさんだ薄い鱗片が螺旋状に丸く集まってついた、いわば大きな種です。
 実際どのようにこの松ぼっくりが木についているのか、ご存知の方は案外少ないようで、中にはドングリのようにたわわに枝についている姿をご想像される方も。
 これは中の池のヒマラヤスギ。1本の木に両手で数えるほどですが、深緑の葉の間から、卵のような褐色の丸い実がのぞいているのがわかります。
 時には足元にこんな実を見つけることも。まるでバラのような形をしています。この一枚一枚の鱗片に種が包まれています。  
 人間と同じく、樹木にもオスとメスがあります。松ぼっくりがつくのは雌木。雄木には小指大ほどの黄褐色の花がらがついているので区別できます。
 松ぼっくりがこのような形になるのには、まる2年かかります。小さな命をしっかり包んで、やがて羽ばたく時を待ちながら、ゆっくりとふくらんでゆきます。