御苑ニュース 
カラスウリみ〜つけた!
2003年12月26日
 千駄ヶ谷の芝生広場で、鮮やかなオレンジ色の実を見つけました。
 褐色の細長いつるにからまったこれは、カラスウリ。カラスの食べ残したウリが名前の由来ですが、野鳥たちにとってはご馳走のよう。木々に絡まった実に、ぽっかりまるく開いた食べ跡を見ることができます。
 実の大きさは10cmほど。黄緑色から朱色へ熟してゆきます。
 中身はほとんど空っぽですが、トウモロコシの粒のような色形の、果肉に包まれた黒い種がいくつか入っています。
 この種が昔手紙を木に結び付けて持参した玉章(たまずさ)に似ていることから、タマズサの別名があります。
 見つけた鳥たちがくちばしで引っ張って、芝生の上で食べたのでしょう。すぐ隣のストローブマツの枝に絡まって、朱色の実がいくつもぶらさがっています。
 木々の実りは生き物たちの貴重な食料。鳥の目で園内を見てみると、さまざまな発見があります。