御苑ニュース 
伝統の大輪菊
2006年11月10日
 日本庭園に設けられた菊花壇の数々。
 茶室・楽羽亭の前でひときわ注目を集めているのは、一文字菊、管物菊花壇です。大輪の一文字菊と管物菊を、それぞれ13品種97株、合計194株を一つの花壇に植え込んでいます。独特な花の姿や形からいつもたくさんの来園者のみなさんでにぎわっています。
 一文字菊は一重咲きで、花びらが平たく幅広く伸びるのが特徴です。皇室の紋となったことから、御紋章菊ともよばれています。
 大きさは30cm以上あるでしょうか。一枚一枚の花びらの大きさがそろい、上から見てまん丸になるように花びらが開いてゆくのが特徴です。  
 管物菊は、花びらがチューブ状になっている菊で、細物や糸菊ともよばれています。花びらが放射状に伸びて先端が丸くカールし、花の中央が杯をのせたように立ち上がるのが特徴です。この花壇に用いるのは細管物菊で、細く長く雄大な花びらを持つ新宿御苑で独自に作り上げた品種を用いています。
 伝統の花々の色彩と造形の美しさをお楽しみください。