御苑ニュース 
咲き誇る伝統の菊花壇
2003年11月7日
 日本庭園で今月1日より開催している菊花壇展。
 会期半ばをむかえ、特色あふれる花々がほぼ満開をむかえました。
 日本庭園の池に面した旧御凉亭は、屋根の形や内部の装飾など細部にわたって中国の建築様式を取り入れた、日本では数少ない本格的中国建築のひとつ。1998年より保存改修を行い、昨年より一般公開を始めました。
 菊花壇展にあわせて植え込んだ色とりどりの菊が、歴史的建物を風情たっぷりに彩っています。
 建物内は異国情緒の雰囲気たっぷり。
 細工の施された欄干から見る日本庭園の風景は、まるで額縁越しに見る絵画のよう。
 まるで時が止まったかのよう。木々の映り込んだ水面が、かすかな風にやわらかく揺れます。
 花びらの変化を鑑賞する江戸菊。江戸の武士の間で盛んに栽培された菊です。
 その変化する姿はまさに芸。狂菊、芸菊、舞菊ともよばれ、咲き進む過程の花の形にも褄折抱、追抱、乱抱、露芯抱、丸抱の名前があります。
 みごろをむかえた伝統の菊花壇が彩る、秋の新宿御苑をお楽しみください。

花びらを開ききり、中央のおしべがあらわれる。

花びらが中央に向かって曲がりだす。

花びらが折れ曲がり抱えはじめる。
皇室ゆかりの新宿御苑菊花壇展 11月1日(土)〜15日(土)開催 (期間中無休)